メン恋ぶろぐ

恋愛心理学とファッションのブログ

告白の成功率が高い条件が判明した件

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前回の記事では女性はバレンタインなどのイベント時に告白することが多いと書きましたので今回は成功率の高い告白について

「告白はシンプルな方がいい」

「出会ってから短期間で告白した方が成功率が高い」

「夜に告白した方が成功率が高い」

「告白成功の脈アリサイン」

などなど明らかにした研究を紹介します

 

menkoiblog.hatenablog.com

 

 

 

告白の成功率

北星学園大学の栗林克匡教授の2004年の研究

こちらでは

高校生 158名 大学生  207名に告白経験と成功率について調査。

 

告白の経験率と()内は成功率

高校生男子51.4%(52.8%)

高校生女子48.3%(48.8%)

大学生男子57.9%(64.9%) 

大学生女子59.5%(57.1%)

大学生でも4割もの人が告白したことがないなんて意外と告白経験率が少ないですな。

 

またこの研究では

成功率が最も高いのは出会ってから

1〜3か月(成功した人の41.2%)

成功率が最も低いのは出会ってから

1年以上 (失敗した人の50.7%)

つまり、告白は早いほうが成功率が高いことがわかりました

 

広島大学の小松奈々恵らの2006年の研究

男性149名、女性157名

告白の成功率

男64.8% 女54%

成功した人は告白までの期間が「3か月未満」が最も多く35%

失敗した人で最も多かったのは「1年以上」

告白の成功率は「3か月未満」の人が81.4%で最も高く、「6か月~12か月」の人が46.7%で最も低かった。

告白の場所として成功率が一番高いのが相手の家、次いで自分の家でした。

このように告白は出会ってから早い段階である方が成功率が高いことがわかりました。

恋愛は短期決戦なのです。

また全体でも成功率は50%は超えているので、告白というのは意外と成功するみたい!

 

次はどんな告白が成功率が高いのかという結果です。

告白のセリフ

現在、上智大学教授の樋口匡貴らの2001年の研究

告白の言語形式成功率ランキングは

1位 単純型(好きです付き合ってください、もしよかったら付き合ってください)

2位 理屈型(君と話をするだけで幸せになるんだ、君の笑ったところが好きなんだ)

3位 懇願型(一生のお願いだから、君がいないとダメなんだ)の順番で告白後の関係が最も進展しそうでした。

 

法政大学(2014)

「好きです、付き合ってください」

という好意の表明(好きです)と

だから何がしたいのか(付き合ってください)

ということを両方つなげて伝えるシンプルな方法がベストだということがわかりました。

 

どちらの論文からもシンプルが一番ということですな。

 

次は告白の時間帯と成功率に関する研究結果です

告白の時間

栗林教授の2004年の研究

告白時の時間帯は、

成功した人は半数が夜だったのに対し

失敗した人で夜に告白しているのは3割程度で、昼から夕方にかけてが多かったです

 

広島大学の2006年の研究

最も告白成功率が高かった時間帯が0~5時で75%

最も低かったのは12~17時で44.2%

 

このようにとりあえず昼間はやめといたほうがよさそうですし

できれば夜であればあるほうがいいみたい!

 

次はどんな関係になったら告白が成功するのかに関する研究結果です

告白するタイミング

法政大学(2014)

告白すべきタイミング

「楽しく遊ぶ」「相談に乗ってあげる」「家族の話をする」は告白の成功とは関係なく

告白の成功を左右するのは

「用もないのにあったり」

「用もないのに電話したり」

「用もないのにメールをする」

「用もないのに二人でプライベートな時間を共有すること」

以前書いた記事では、こういった行為は「つながり希求」として紹介しました。

 

そのときには好意を伝える手段として効果的だと紹介していましたが、告白の成功率の基準にもできるみたい!

menkoiblog.hatenablog.com

 

 

 栗林教授の2004年の研究

こちらの研究では告白に成功した人は失敗した人に比べて

「二人で買い物に行く」

「二人で食事に行く」

「相手の買い物に付き合う」

「親に紹介する」といったことを告白する前に行っている人が多かった

 

まとめ

・告白は短期決戦!出会ってからは早いほうがいい!

・場所は相手の家か自分の家

・時間は夜

・告白はシンプルに「好きです、付き合ってください」

・告白するタイミングは前回の記事でいう「つながり希求的行動」が増えてから

 

 

参考文献

越智啓太(2015)恋愛の科学 実務教育出版

栗林克匡(2004)恋愛における告白の成否の規定因に関する研究 北星学園大学社会福祉学部北星論集,41,75-83

樋口匡貴・磯部真弓・戸塚唯氏・深田博己(2001)恋愛関係の発展に及ぼす告白の言語的方策の効果 広島大学心理学研究,(1),53-68.

小島奈々恵・大田麻琴・高木雪子・深田博己(2006)恋愛における告白の成功・失敗の規定因 広島大学心理学研究、6,71-85.