メン恋ぶろぐ

恋愛心理学とファッションのブログ

彼氏、彼女と話すだけで愛情が深まって仲良くなる話題は「日常的な報告」だよって研究

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彼氏や彼女とのコミュニケーションの話題になると「ケンカ」や「家族の話」「悩みの相談」といったところがピックアップされがちですが、日常的なコミュニケーションで「どんな話をしたら、仲良くなれるのか」 は意外と意識されてないんじゃないかなと思います。

 

そこで今回は日常的なコミュニケーションがめっちゃ大事なんだよ!

こんな話をしたり、こんな態度で話を聞くといいんだよ

っていう研究を紹介します(⌒∇⌒)

 

 

 

調査の概要

最初に好きな異性を想定させ、その人との関係を恋人、片思い、友人の中から選択させます。

 

5つに分類された日常のコミュニケーションをどれくらいするか測定しました。

日常的な報告 (毎日の生活、自分や周囲の状況などの日常的な話題)

不満や要望の率直な表明(不満を感じたときに自分はどう感じ、どうして欲しいのかを伝えること)

共通言語(二人だけの決まった言い回し、特別な愛称で呼ぶ、通常の言葉を言い換えるなど )

タッチング(恋人に触れること)

相手の対応の認知(相手が自分の話に対して関心をもって聞いているか、理解し ようとしているか)

 

続いて、

愛情を「親密性」「情熱」「コミットメント」の三点から測定

 

最後に恋愛段階を測定

これは例えば「二人でデートする」みたいな項目があって経験ありかなしか答えるというものです。

 

とりあえず恋愛に関連するこんな感じのものを484名に調査しました。

 

結果発表!

結果いろんなことがわかったよ!!

恋愛グループと片思いグループの恋愛段階の違い

恋愛グループでは経験率が80%以上なのに

片思いグループでは経験率50%未満なものをあげておきます。

 

二人でデートする

手を握ったり腕を組んだりする

キスしたり、抱き合ったりする

お互い家族の話をする

寂しい時話を聞いてもらう

個人的な悩みをうちあける

プレゼントをおくるか、おくられたことがある

特別なようがないのに会いに行く

恋人として友人や周りの人に紹介した(された)

OOの買い物に付き合う

人に見せたくない面をOOに見せることがある

特別なようがないのに電話する

お互いの家へ遊びに行く

 

どうでしょう?

これができるかできないかが恋人かそうでないかを分けているんですな。

もしかしたら、既にこれができていれば告白してもうまくいくのかも!

「用もないのに」という言葉が恋愛のことを調べていると何度も出てくるので恋愛では「用もないのに」がキーになっているみたい!。

 

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次に

「日常的な報告」「共通言語」「相手の対応の認知」 が愛情へ良い影響があることがわかりました。

順番に見ていきます!

 

「日常的な報告」

日常的な報告が関係を良好にする理由は

2つ挙げられていました。

日常的な情報の共有がすぐされる!

細かな情報を知ることで、お互いに理解が増して、その結果関係が良好になるということ。

 

二人の関係が気の置けない親密な間柄であることを確認する効果がある!

日常的な報告は「わたしたちはこんな会話もするくらいの関係だよね!」というメッセージも伝えています。そうやって自分たちの恋人という関係を確認することで関係が安定するということ!

 

これはめちゃくちゃ面白いとおもいます。

普段の何の意味があるんだかわからない

自分の報告って軽視されがちだったり、

意味ないから嫌だっていう人もいると思うんですけど、2人の関係に意味ないどころか

愛情が深まるんですからね!!

 

ちなみに僕は何でも些細なことも話したい派で、話すと安心するみたいな感覚があるので「やっぱり!!!」っておもいました ( ´∀` )

 

「共通言語」

「共通言語」が愛情を高めるという結果だったのですが、友人関係でも、恋愛関係でも仲を深める効果があるというのは様々な研究で言われているんですが今回の研究でも確認できました。

 

この論文では

独特な言葉遣いは自分たち以外の人との間に境界線を引き、

二人の結びつきを強める作用があると考えられる。

 って書いてありました。

 

他にもお互いの行動の意味をより良く理解できるようになるのを助けるみたいな効果もあるみたい!

 

「相手の対応の認知」

これも愛情に対する効果がありました!

「相手の対応の認知」とは話の内容に関わらず、相手が肯定的な対応をとっていると認知することです。

これは自分が相手に受け入れられているかどうかを判断するポイントにもなって、

相手に受け入れられていると感じられると、

相手への愛情も増えるって感じ!

 

しかも、相手から理解されているという意識は単純に親密性を感じさせます。

さらにさらに、聞き手の相槌やうなずきが話を促進させる効果がありますから

「相手の対応の認知」は他の日常的コミュニケーションを活発にする効果があるんです!

 

「不満や要望の率直な表明」

「不満や要望の率直な表明」は愛情への効果が見られませんでした。

このような問題解決の方法は従来からに重要なことだと言われてきたのですが、必ずしも不満や要望を頻繁に感じるとは限らないため日常性が薄く、関係への影響も低いのでしょう。

 

 

つまりこの研究の結果は

「より日常的なコミュニケーションに目を向けるべき」

 

いろんな比較をしてみたところ。。。

「日常的コミュニケーション」「愛情」「恋愛段階」「関係の種別」で比較

その結果、恋愛グループが最もよく日常的コミュニケーションを行っており。

また恋愛段階も高い。

それに対し、片思いグループと異性友人グループは同じくらい低かったです。

また、愛情については恋愛>片思い>友人でした。

 

ここまでは当然なのですが僕が面白いと思ったのは 

日常的コミュニケーションが愛情へ与える影響については各群ともに大きな違いは見られなかったのです。

つまり日常的コミュニケーションが愛情を高めるという効果に関しては各グループともに同じような効果があるということ。

 

ただ、細かいところをみると

恋愛グループだけ

「日常的な報告」の影響が見られて

個人的な日常経験の報告であっても

「情熱」を高めることがわかりました!

 

また片思いグループ

「相手の対応の認知」の影響が見られず、

相手の自分に対する対応よりも

恋愛段階の高まりが情熱を高めていました。

 

 

 まとめ

・日常的な報告は愛情を深める

・二人だけ特有の言葉があると関係が良くなる

・肯定的なうなずきもコミュニケーションを促して関係をよくする

・とにかく日常的なコミュニケーションはめちゃ大事っぽい

・カップルとかじゃなくても大事っぽいで

 

  

参考文献 

多川則子・吉田俊和(2006) 日常的コミュニケーションが恋愛関係に及ぼす影響 釈迦心理学研究,22,126-138.