女子は彼氏ができると生活リズムがおかしくなるって研究
「彼氏優先しすぎて友達と遊ばなくなった」
「彼女ができてから、自分に自信がついた」
こんな風に恋人ができると生活が変わったり、心境が変わったり色んな変化がありますよね。
じゃあどんな変化があって、それは関係の満足度とか恋愛関係の期間とどんな関係があるの?
そんな疑問に答える2009年の研究を紹介します!
恋愛関係の影響
恋愛関係から受けた影響は7つに分類されていました。
- 自己拡大「意志が強くなる」「自分に厳しくなれる」「何事にも積極的になれる」
- 充足的気分「幸せだと感じる」「気持ちが癒される」「毎日が楽しい」
- 時間的制約「勉強に集中できない」「生活のリズムが乱れる」「身の回りがおろそかになる」
- 経済的負担「かかるお金が負担になる」「外食など出費が多い」
- 他者交流の制限「他の異性との交際が制限される」「束縛されている気がする」
- 他者評価の上昇「周りの人からの評価が良くなる」「周りの人から好意的にみられる」
- 関係不安「嫉妬することが多い」「その人の気持ちがいつも気になる」
これらが恋愛関係による影響であるかを確認するため恋愛関係にある人とない人で「恋愛関係の影響」得点の比較をしたところ、恋愛関係にあるグループのほうが恋愛関係にないグループよりも得点が高かったので、この影響は恋愛関係から強く受けるものということが証明されています。
恋愛期間と恋愛関係の影響の関連
この恋愛関係の影響と交際期間との関連を調べました。
まず
恋愛関係にある人を交際期間によって3グループに分けました。
①1~6か月 短期
②7~18か月 中期
③19か月~
男は関係が長くなると安心しちゃうよ
「関係不安」得点が男子では短期のほうが長期群よりも得点が高かったんです。
男は関係が長くなると関係に安心してきちゃうってことですな。
これは割とよく問題視されますよね。
最初のころはかっこよかったのに、マンネリ化してくると男がさぼり始めるみたいな。
逆に女性は関係が長くなっても安心できないというのは驚きですな。
女性は交際期間がどんなに長くなっても男性より「関係不安」を抱きつづけて「生活習慣の乱れ」も感じていました。
男性に比べ女性のほうが恋愛の重要性が高く、恋愛関係が安定したものなのか
「関係不安」を感じて、男性の生活にあわせなければならないと思っているために、「生活習慣の乱れ」を男性よりも強く感じているんじゃないかな。
恋愛関係の影響と性差の関連
性差については
男のほうが「関係不安」「拘束感」「他者評価の上昇」得点で高くて
女のほうが「生活習慣の乱れ」得点で高かったです。
男性で拘束感が高い理由は
以前告白も別れも女性が選択権を持っているという記事でも触れましたが
恋愛関係は女性が主導権を持っているからではないかと思います。
また女性より男のほうが第三者からポジティブな評価を受けていると感じているのは女性に比べて男性のほうが恋愛経験が少ないためではないかと個人的には思います。
彼女がいる男は少ないし、経験も少ないから調子に乗りやすいってことです( ´∀` )
で、他の人からの評価にも関係してるから男性は関係への不安が強いんじゃないかな
女性の生活習慣の乱れについては上に先に書いちゃったんですが
男性に比べ女性のほうが恋愛の重要性が高く、恋愛関係が安定したものなのか
「関係不安」を感じて、男性の生活にあわせなければならないと思っているために、「生活習慣の乱れ」を男性よりも強く感じているんじゃないかな。
ってやつ!
関係満足度との関連
女子で「生活習慣の乱れ」「関係不安」「拘束感」が関係満足度と負の偏相関がありました。
つまり女子が恋愛関係に満足できていないと
「二人の関係は大丈夫かな‥」って不安にさせたり
「縛られてるっ…!」っていう束縛されてる感を感じさせちゃって
恋愛関係だけじゃなく日常生活にも悪い影響を及ぼしちゃうかもしれないってこと。
つまり男性陣は彼女に対して
「僕らの関係は大丈夫だよ」
「君はそんなに縛られなくていいんだよ」
「俺に無理に合わせなくても問題ない!」
ってことを伝えてあげるのが大事っぽい
ちなみにポジティブな話もしておくと
男女ともに「自己拡大」「充足的気分」が関係の満足度と正の偏相関がありました。
つまり、恋愛関係に満足してると
積極的で意思が強くなって、視野が広がって
毎日が楽しくなって、幸せになって気持ちが安らぐってこと。
恋愛関係大事すぎわろたって感じでした。。。。。
まとめ
・男子は関係が長くなると安心しちゃう
・男子のほうが関係不安、拘束感、他者評価の上昇を感じてるよ
・女子は生活習慣が乱れやすい
・女子は関係不安、生活習慣の乱れ、拘束感と関係の満足感の低下は結びついてるよ
・男女ともに「自己拡大」「充足的気分」が関係の満足感と結びついてるよ
今日も読んでくれてありがとうございます😊
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参考文献
高坂康雅(2009) 恋愛関係が大学生に及ぼす影響と、交際期間、関係認知との関連 パーソナリティ研究,17,144-156.