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恋愛心理学とファッションのブログ

お酒の力でモテるってマジ?これがビアゴーグル効果だ

飲みニケーション

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お酒を飲むと緊張が緩和され、積極的になれたりして、なんだかんだ色んな人と仲良くなれたりします。

だから好きな人ができたときお酒の力を借りて仲を深めたという経験がある人は多いのではないでしょうか?

 

しかしお酒の力は

積極的にさせてくれるだけではなく、

酔っぱらうと相手が魅力的に見える

「ビアゴーグル効果」というものがあるのです。

 

「飲み会で何とも思ってなかった人が魅力的に見えた」

 

みたいな経験があるとしたら

それは「ビアゴーグル効果」の力かもしれません

 

というわけで、このビアゴーグル効果に関する研究をご紹介します。

 

今日のメニュー

 

 

研究①

最初はジョーンズらの2003年の研究です

実験に参加したのは大学近くのバーなどにいた18 歳~26歳の男女 80 名で

半数の参加者は当日酒を飲んでおらず

半数の参加者は調査時から3 時間以内に酒を飲んでいると自己報告していました。

 

実験では, 118 人 (男女59 人ずつ) の写真がパソコンに表示されます。この写真を見て, その魅力度を7 段階で評価します。

 

その結果

アルコール摂取が写真に対する魅力度を高く評価する傾向がありました!

また男性は女性の評価だけが、女性は男性の評価だけ、つまり異性の評価だけがあがっていました!

 

研究②

続いて

ブリストル大学のパーカーの2008年の研究です

実験参加者は日常的に飲酒を行っているブリストル大学の学生 84名(男性42名、女性42名)でした。

 

彼らを半分に2つのグループに分けました

①お酒を飲ませて、外見の魅力を評価させるグループ(アルコールグループ)

②ただのジュースを飲ませて、外見の魅力を評価させるグループ(ノンアルグループ)

 

この二つのグループを比較してアルコールには魅力を上げる効果があるかを調べました

 

アルコールグループでは、水割りのウォッカ

ノンアルグループでは、ライムで味付けされただけのトニックウォーターを飲みました

 

その後, 参加者は男性 20 名, 女性 20 名の写真を見て 7 段階で魅力度について評価しました。

また, この実験の翌日, アルコール摂取なしでの第 2 回目の魅力度評定課題が行われた

 

その結果

アルコールグループはノンアルグループより全般的に写真の魅力度を高く評価していました!

 

この実験では異性の魅力だけでなく、

同性の魅力も同様に上昇することがわかりました。

 

そして、この効果は男性が女性を評価する場合には翌日まで持続しました

 

研究③

ボンド大学のリヴァースの2011年の研究

80 名のボンド大学の学生 (男性41名、女性39名) が参加しました。

午後 9 時と午前 0 時に大学内のバーやパーティーで酒を飲んでいるお客さんを見つけて, 実験に協力してくれるかどうか尋ねました。

 

協力してくれる場合、

呼気からのアルコール度数を測定

その後、異性の顔写真 (15 枚) を見せてその魅力度を10 段階で評価させました。

 

その結果

 

血中アルコール濃度と魅力度には弱い相関(r=0.234)がみられました

 

また、程々の飲んでほろ酔いでちょっと元気になるくらい(血中アルコール濃度0.01~0.09)で異性が一番美しく見えることがわかりました!

その後は飲酒量が増えてもあまり変わらないということのようです。

 

 

こんな感じになかなか効果がありそうなんですね。

お酒を一緒に飲むだけで、魅力は上がるし、もちろん積極的にもなれるなんてお酒便利すぎますよね

最近は酒離れなんて言われてますが、ここぞというときにはお酒の力に頼っちゃいましょう!

 

今日のまとめ

・酔っぱらうと相手が魅力的に見えるようになる

・男は酔っぱらった次の日まで、女性がより魅力的に見える

・ほろ酔いから元気になるくらいがいい!

・好きな人がいるときにはお酒に頼っちゃえ!!!

 

参考文献

Jones, B. T., Jones, B. C., Thomas, A. P. & Piper, J. (2003) Alcohol consumption increases attractiveness ratings of opposite-sex faces: a possible third route to risky sex. Addiction, 98, 1069-1075.

Parker, L. L. C., Penton-Voak, I. S., Attwood, A. S. & Munafo, M. R. (2008) Effects of Acute Alcohol Consumption on Ratings of Attractiveness of Facial Stimuli: Evidence of Long-Term Encoding. Alcohol and Alcoholism, 43, 636-640.

Johnco, C, Wheeler, L. & Taylor, A. (2011) They do get prettier at closing time: A repeated measures study of the closing-time effect and alcohol. Social Influence, 5, 261271.