恥ずかしがりは告白しないだけじゃなくモテないんだよって研究結果
恥ずかしがり屋さんのみなさん
あなたは自分からアプローチするのも、相手からアプローチされるのにも動揺してしまったり、恋愛にコンプレックスをもっていたり、いつの日か自分の人を好きだという思いを心の奥底に閉じ込めてしまっていたりするのではないでしょうか。
僕も恥ずかしがり屋なのですごくわかります。
あの日、あのときもう少しだけ勇気があったら何か変わったのにと何度も何度も思ってきました
実際、奥手であることは恋愛では弱点になりそうですが、どれくらい影響するのでしょうか?
というわけで今回は「恋愛でどのくらい不利なのか」を明らかにした研究を紹介します
北星学園大学栗林教授の2002年の研究
大学生の男性93名(告白経験者は70名)と大学生の女性155名(告白経験者は116名)の合計248名を対象に調査
この研究の抑えておいてほしいこと!
①恥ずかしがり屋さんのレベルを測定し、高い人と低い人に分けました
②「自分の感情態度などを様々なチャンネルを通じて外部に表出する能力」(ここでは「表現コミュ力」と呼ぶ)が高い人と低い人にも分けて分析しています
そのため
当ブログでは
恥ずかしがり屋さんレベルが高い人=シャイ
恥ずかしがり屋さんレベルが低い人=ウェイ
表現コミュ力が高い人=表現コミュ強
表現コミュ力が低い人=表現コミュ障
と呼ぶことにします!
告白回数-シャイ・ウェイ比較
シャイな人 「0~1回の人」63%
ウェイな人「2回以上の人」58%
さらに
「一度も告白されたことない人」の割合は
シャイな人 17%
ウェイな人 7%
このように、シャイな人は告白した回数もされた回数も少ないことが分かったのです。
告白回数-コミュ症・強
表現コミュ症「0~1回の人」63%
表現コミュ強「2回以上の人」56%
2回以上告白された人の割合
表現コミュ強 78%
表現コミュ症 62%
つまり、自分の内面を外に表現できる人というのは、恥ずかしがり屋さんの逆で告白された回数も多く、告白した回数も多かったのです
告白成功率
ちなみに告白成功率は
全体では「男性69%、女性49%」
このように男性の方がかなり成功しています。
これは女性は意外と押しに弱いということでしょうか?
シャイな人 成功率53%
ウェイな人 成功率59%
さらに
表現コミュ強 成功率62%
表現コミュ症 成功率48%
当然のように「ウェイ」と「コミュ強」の無双状態です。
数字だけみると一見、大した差じゃないように思えるかもしれませんが恥ずかしがり屋は恥ずかしいから慎重に告白するはずなのに、成功率も低いという現実はなかなかしんどい( ˙-˙ )
振られたあと……
さらに告白後振られてしまった場合
シャイな人
「あきらめる」70%「再度告白」5%
ウェイな人
「あきらめる」51%「再度告白」24%
という結果も出ています
つまりここまで読んでくださった方なら察しがついていると思いますが
シャイな人は、告白しないし、されないし、成功率低いし、振られたらあきらめちゃうのです。
逆に自分のことを堂々と表現できる人は、告白するし、されるし、成功率も高いし、振られても頑張れるのです。
これはシャイな僕にはかなり胸が痛む結果…
うじうじしてるやつを好きな奴はいねえってことなんですかね(´・_・`)
明日から頑張ります( ´△`)
その他
ちなみに余談ですがこの研究でわかったその他のことも紹介しておきます〜
告白の多い月
告白は4月と9月が多い
これは新学期の月で、失恋は学期終わりの3月に多く見られることがわかっていて(大坊1988、栗林2001)それと対照的になっているのが面白い。
また、女性の告白は2月12月に多く、これはクリスマス、バレンタインといったイベントのある月!女性からの告白ではなにかしらのきっかけというか、後押しがあったほうがいいのかなということもわかりました。
告白と別れの切り出しからわかること
告白は男性からが多いことがこの研究ではわかったのですが、別れの切り出しは女性からが多いことが他の研究でわかっています。
告白と別れの切り出しに注目すると
告白の場合は「受け入れる・断る」の二択がありますが
別れの切り出しの場合は「受け入れない」という選択はほぼなく、基本的には別れます
つまり恋愛の主導権は女性であることがわかったといえるかもしれません
まとめ
・シャイは告白しないし、されないし、成功率も低いし、諦めも早い
・コミュ強は告白するし、されるし、成功率も高いし、諦めない
・ 多分シャイなことがモテない原因になってるんじゃない?
・告白は新学期にしがち
・恋愛の主導権は女の子
モテない人の必要スキルについてはこっちにも書いたので読んでみてね
参考文献
栗林克匡(2002)恋愛における告白の状況と個人差(シャイネス・社会的スキル)に関する研究 北星学園大学社会福祉学部北星論集,39,11-19.