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恋愛心理学とファッションのブログ

美女と野獣カップルは長続きしないって本当!?じゃあどんなカップルが長続きするのかという研究

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長続きするカップルの特徴を当ブログで紹介しましたが、今回はその逆で別れやすいカップルを調べた研究を二つ紹介します。

 

今日の記事を読んで別れやすいカップルになっていないかチェックしましょう!

恋人がいない方は、周りのカップルを想像しながら読んでみてね!

 

別れの予測の研究①

身の丈にあった人と付き合うのが一番

ヒルとペプローの1976年の研究では大学生カップルに2年間の追跡調査をしています。

2年間 に220組中103組の関係が終了。

関係が終了したカップルは、2年前の時点で、以下のような特徴がありました。

  • 親密さや結婚の可能性を低く考える
  • 恋人に対する 愛情が低い
  • デート期間が短い
  • 年齢や将来の最終学歴の高さ、知性、身体的魅力など の特性に関する恋人間の類似性が低い

上の3つはそりゃ別れるわって結果ですが、一番下の結果はかなり面白いですね。

要するに、釣り合ってないカップルは別れやすいということ。

美女と野獣カップルとか玉の輿とかって憧れだったりしますけど、そういうカップルは続かないという何とも現実的な結果。

 

逆にいうと

レベルの高い相手と付き合いたいなら自分のレベルも上げないとすぐに別れちゃう

ということです。自分のレベルを冷静に考えて相手のレベルと比較してみて、自分の方が低いならまずは自分の魅力を磨くことが大事ということです。

 

また他の様々な研究でも言われていることですが、この研究でも別れの時期は学校と関連していて、卒業式の季節に別れが多かったみたい

 

別れ予測の研究②

当然、仲のいいカップルが長く続く

シンプソンは1987年に恋人のいる大学生を対象に3ヶ月間の追跡調査を行っています。

その結果、234名の対象者 のうち94名が3ヶ月の間で別れていました

関係が終了していた者は継続して いた者に比べて3ヶ月前の時点で以下のような特徴がありました。

  • 関係満足度や親密度が低い
  • 長期間デートをしていない
  • 恋人との間での性体験率も低い
  • 恋人に代わる相手が見つかりやすいと思っている

これまた大体、「そら別れそうだ。」って人がやっぱり別れちゃうってことですね。

 

人目を気にする人は別れやすい

ただ意外だったのは

  • セルフモニタリング傾向が高い人は恋愛関係が続かず、浮気や離婚が多い

というものです。

 

セルフモニタリング傾向が高いというのは人目をめっちゃ気にするってことで、これが高い人は面食いだという研究もあったりします。

人から良く思われたいという気持ちがつよいわけですから、むしろと別れにくいような気がしたのですが、むしろ別れやすいんですね。

これは「セルフモニタリング傾向が高い人」は周りに合わせるのが上手なため、次の相手が見つかりやすいと思っている、そのため安易に別れやすいということではないかと思います。

 

長く付き合った人と別れたのに、会える距離にいると立ち直れない

さらに、この研究では別れたあとの精神的に苦しむ人の特徴も調べています。

①近さ、②持続時間、③他のパートナーを見つけることの容易さ

以上の3点はそれぞれが独立して苦痛の強度と持続時間を予測していました。

 

つまり具体的には、

以前のパートナーの物理的に近くにいて、

以前のパートナーと長い間付き合っていて、

次の恋人が見つからないと考えていた人は、

別れた後により強い苦痛を経験することがわかりました。

 

この結果は以前失恋を脅威と考えるほどその後不安や葛藤が強くなるという研究を紹介しましたが、上記の近さ、持続時間、次の恋人を見つける難易度は全て「失恋への脅威」につながり、そのことが不安葛藤といった負の感情に影響しているということではないかと思います。

 

まとめ

・釣り合っていない人とは続かない

・ラブラブなカップルは別れにくい

・次の恋人が簡単に見つかると思っていると別れやすい

・人目を気にする人は浮気しやすいし、離婚しやすい

・長く付き合うとその分しんどい

・別れた人とは距離をとって、次の恋人を見つけたほうが良い

 

参考文献

Simpson, J. A.(1987). The dissolution of romantic relationships: Factors involved in relationship stability and emotional distress. Journal of personality and social psychology, 53, 683-692.

 

Hill, C. T., Rubin, Z. & Peplau, L. A.(1976). Breakups before marriage: The end of 103 affairs. Journal of social issues, 32, 147-168